秋田→山形(236km)4日目



 最上川沿いの桜並木。2枚のプレートは夫婦でしょうか。ここにある桜は記念植樹されたものらしく、1本1本が特別な意味が込められていると思うと、普段目にするの桜とはまた違って見えてきます。




 昔は最上川をこんな船が行き来して、山と海の物資の交換を行っていたようです。今では、川を渡る船をみる事はほとんどないけれど、昔は立派な交通網として頻繁に利用されていた事を考えると船の旅のいいな〜。(ちなみにここから海に面する酒田港までは約75km)



 そこから一気に走り抜け、東根市の小さな川沿い。朝食をとらず、出発したので、ここで朝昼兼用のごはんタイム。ご飯とみそ汁があれば意外と生きていけるものさ。。。あとは、たまにコーヒーも飲みます。。。


 山形市手前でちょうど桜前線とぶつかった様で、とても奇麗に咲いています!今日の天気は残念ながら曇り。山形市に着いたら天気のいい日にゆっくりと花見をしたい〜。この桜前線が秋田に着くのは、4〜5日後といった所でしょうか。花に癒されて最後のラストスパートだ!

 山形駅をぱっくんちょ!(PM2:00)・・・疲れました。冬場の運動不足がたたり体はもうギシギシいっています。当初の予定では、3日間くらいで行けると思っていましたが、寄り道しすぎなのか気合いが足りないのか、4日間の工程となりました。んー今後、大丈夫か?数日間は体を休め、次は福島へと向かいます。。。。
乞うご期待!?

秋田→山形(236km)3日目


 さっそく雄勝トンネルに突入だ!1.3kmもある長ーいトンネル。トラックが横切る度に風圧で引き込まれるので怖いわ。危ないわ。で・・・。なんとか山形県に突入だ〜。


 13号を少しそれて、旧道ののどかな田んぼ道をすすんでいると・・・!?ん、石?ものすごい存在感をはなって、まるでこの集落の「おへそ」のように田んぼのど真ん中にどーんと構えるその姿。。。ただただ素敵です。実際、農作業には不便かもしれませんが。。。大切な石なのかもしれない。


第一村人発見!農作業をしていたおいちゃんをつかまえて、ちょいと話を聞かせてもらいました。町の事、バブルの事、バブル崩壊の事、そしてこれからの事。そのなかでも「10年先を見るチカラ」の話は面白かったので後でどこかで書きます。。。。その後、さらにもう一人のおいちゃんがやってきて重い稲藁をトラックに積みはじめたので、すこし手伝わせてもらいました。ひとつ30〜40キロくらいあって、とっても大変な作業でしたがおいちゃんは日常茶飯事のごとくひょいひょいと乗っけてました。

丸太!丸太!!まるた〜!!!すんごい迫力!これも、おいちゃんが教えてくれた話なのですが、この辺は集落ごとにこういった製材所があり、山形が誇る全国有数の家具メーカーである「天童木工」に木材をおろす事で集落を支える柱となっているそうだ。そして、どんな地域でもそれぞれの街を支える柱が必要だということも教えてくれた。


ひさし風呂!大石田町の最上川沿いにある「あったまりランド深堀」であったまろう!350円で1日いられます☆ん〜安い!なのに、結構広い大浴場とサウナ・露天風呂など施設は充実。ちなみに宿泊もできます。。。もちろん私は泊まりませんが。。。ゆっくり疲れを癒しました。
※入浴料は安いのに、ロッカーは利用料10円とられます。(笑

小雨でしたが意外と気温は低くなかったので、川沿いの東屋にタープを張り、雨風をしのぎご就寝zzzZZZ

秋田→山形(236km)2日目


 出発前、エベレストに7,000mまで登ったというおじさんに出会い、ウーロン茶を頂きました☆おじさんは、低圧室でトレーニングした事もあるという強者で他にもキリマンジャロの登頂など、ただならぬお方でした。大事に飲ませて頂きます。よ〜し、今日も一日頑張るぞ!!



 13号線をさらに南下途中、昭和な看板群を発見!というか車で何度も通ってるので、看板群の存在は知っていたけど、まさか裏側がこんなことになっているとは!まさに、物×もの×モノ!!ポストがまるでお地蔵さんの様に立ち並び、食器から古民具・電話ボックスまでありとあらゆる物が勢揃い。珍品・名品・掘り出し物をお探しの方は是非こちらへ♪ただ、店舗の中へ入るには、少しだけ勇気が必要そうです。





 十文字町「梨木公園」水辺の周りを若い桜の木が取り囲み、「こいこい橋」と「あいあい橋」を渡るとさらに年月を重ねた大木が立ち並びます。13日の時点で、つぼみが開きかかった状態だったので今週か来週にちょうど迎えそうだ。週末の予定に是非、自転車だと2日かかるけど車だと1時間くらいで行けるのでドライブには丁度よさそうですよ!2人で橋を渡り「恋」から「愛」に発展させましょう☆


 湯沢市の旧道をいく「一里塚」!!すんごい根っこ!昔も今も変わらず旅人の憩いの場としてまだまだ現役であります!昔は東京からこんな木が点々と続いていたんですな〜。自然と歴史のパワーを注入し、さらに南下します〜。

 雄勝トンネル手前、今日中には山越えは出来なそうなので、暗くなる前にテントをはりました。神社となり。。。森のすぐそばなので、熊とか出るのではとビクビクしながらも、この日はとっても星が奇麗なのでしばらく星を眺めてからご就寝zzzZZZ

秋田→山形(236km)1日目

 4/12(日)やっとこさ出発!!県境の道路脇では、まだまだ雪が1m近くも残っている所もあります、素人テント泊なサモン隊員は、果たして寒さに耐え無事山越えできたのか!?では、4日間のレポートをどうぞー。



 13号線を南下中、協和にあるオートランド秋田でなにやらバイクがブンブン。。。小さなバイクがすごい勢いでホコリを巻き上げながら爆走中!出発直後から、結局2時間近くもここで遊んでました。。。そして、偶然にも取材に来ていたPRACOスタッフに、はちあわせ(笑 なので詳しい内容はそちらから。。。

 大仙市へ向かう途中、道の脇にぽつんと建つ三角屋根のかわいい小屋を発見!ありあわせの材料で作られたパッチワーク感がなんとも愛らしく、ついつい1枚パチリ☆


 神宮寺駅近くの「南翁寺」ぽっかりと空洞化してしまった大木を見上げ、ちょいと休憩。。。上の方を縄でぎゅぎゅっと縛って、まだまだ大事にされています。何十年、何百年と私たちの生活を見守ってくれていた彼を、今度はそこで暮らす人々が守っている。。。と、考えるとちょっと暖かい。。。




 秋田の銘酒「刈穂酒造」で、おいしい日本酒。。。ではなく、お水が湧いていたのでチョイとおすそわけして頂きました。これで今日は、美味しいごはんが炊けそうだ。

 またもや、小さな優しさを発見!(笑






今日のお宿は、土手下の公園脇に真っ黒で不気味なテントを設置。。。清流のさわやかな音を聞きながら眠りにつきますzzzZZZ

おいしい「皆既日食」♪


 「皆既日食」とは、読んで字のごとく「みんなでお日様を食べちゃいましょう☆」っていう事ではございません。。。が、太陽と月の周回軌道が丁度いい塩梅(あんばい)で重なり、まるで本当にお日様が何者かに食べられちゃったかの様に欠けてしまうんだそうです。僕がもし、縄文人だったら「何じゃこりゃ〜」と大騒ぎして、石器を振り回している事でしょう。日本で見られるのは実に46年ぶりっ!という事で、とってもレアな現象なんです。

 なんで、そんなレアな食材があるのなら、じっくりと手間暇かけてより美味しく頂いてしまいましょう!って事で、僕は自転車を選んだのです。。。実際の日食は今世紀最大の継続時間(約6分30秒)で、国内外からその現象を見に来る人たちがいるようです。「遠足はお家に帰るまで」と誰かが言ったことが正しければ、お家を出てまた玄関の扉を開けるまでが「僕の皆既日食時間(約1年?)」という事は、それはもう〜まさに今世紀最大。。。
 
さぁ!皆さんも、今すぐ自転車のご準備を!(笑)

旅の計画


 4月12日にいよいよ出発!7月22日の「皆既日食」を目指し、秋田〜鹿児島までの約2,000kmを自転車にテントやら鍋やらをぶら下げて。。。実際、自転車の長旅なんてのは去年のゴールデンウィークに青森までの200km(4日間)を走ったくらいでまったくのド・素人。果たして、無事つく事が出来るのか!?雨がふったら雨宿り、風が吹いたらひと休み。。。自然に、そして道中で出会う人々に…。多いに左右されながら、風に吹かれたティッシュペーパーのごとく(笑)ふらりふらりと南下します。

ちなみに、南下予定ルートはこ〜んな感じ。
と!いっても、あくまでも「予定」ですので・・・・・・。
行く先々では、観光地や産業・職人・農家などを訪れ体験レポート的ヨタ話を展開していきたいと思います。ん〜♪とっても、不安。。。