跡切れてしまいそうな細い細い線。
撫でるようにその糸の先へ。
ひとつ紡いでは、またひとつ。
ようやくと、一息つけば。
遠いようで、短いようで。。。
ならばいっそのこと。
ふぅ〜と。
息を吹きかけて。
風にゆだねてみる。
それは心地よく漂い。
やがて雲を結ぶ。
どんぶらこっこ。
どんぶらこ。
果て。
ここは何処じゃ。
と、なる。
始めは心地よかったものの。
そこは、より大きな大きな渦だったと気付く。
また、取り残された糸を紡ぎ空へと放つ。
次の空は大きく大きく壮大な海へと向かう。
どんぶらこっこ〜。
どんぶらこ。
どんぶらこっこ〜。
どんぶらこ。
その海すらも。
山すらも。
空すらも。
太陽すらも。
ただただ。
大きな大きな渦の中で。。。