大阪散歩3 6.7~6.14


「進化の痕跡」
これちょっと面白くない?長屋だったものを増築したのか、昔の風景をそこに焼き付けたまま建物として進化したようです。。。ツギハギトタン建築とか結構好きでボロボロの工場とか見るとテンションUPしちゃうんだけど、この建物を発見したときはなんだか温かな気持ちになっちゃいました。。。

建物や道路はどんどん新しくなって、その街の風景を一新して街に残された思いでとか記憶とか、カタチ無いモノたちもその行き場を失っていくのが常。。。だけど、この建物は、カタチは代わりその役割も変えていったとしてもまだ過去の痕跡をのこしています。。。

あの2階っぽい所では小さなベランダなんかがあって洗濯物をほしてたのかな。。。あのピョコって出た所は煙突でもあったんだろうか。。。そんなんを想像しちゃうと楽しくなっちゃうのは僕だけ???だとしても、なんかいいよね〜。。。

「街は進化を急いでいる」
あくびをしてる間も。。。誰が読むかもわからない文章を書いている間も。。。日々。。。日々。。。街は進化しています。そう、休む間もなく。。。

何故なのかも、誰の為なのかも分からないまま、日夜急ピッチに進化する街は一体ドコへ向かっているんでしょうかね〜。大切な事に気づいた時には、僕の大切な風景はきっともう無くなっている気がする。僕らが懐かしむ故郷にその足を向けたとき、既にそこに帰るべき風景のカケラさえ無かったら。。。僕らは生きては行けない気がする。。。せめて、人間の人生100年間くらいは生まれたときの想い出のカケラを拾えるくらいの風景は残していてほしい。

その風景を失った街は、僕らが故郷を失う事と等しいのだから。。。

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